【担当者必見】Webマーケティングでコンバージョン数を上げるには?
- 公開日:2023.04.11
- 更新日:2024.05.27
- Webマーケティング
「成果」を意味するコンバージョンは、Webマーケティングに取り組むうえで最も重要な指標の一つです。
何をもってコンバージョンとするかは企業やプロジェクトによって異なるため、意味を正しく理解したうえで正しく計測し、効果的な施策を行う必要があります。
そこで本記事では、コンバージョンの定義や具体例をまとめました。
重要な指標となるコンバージョン率を上げるポイントも解説しますので、Webマーケティングを成果につなげたい担当者様はぜひ最後までお読みください!
目次
1.Webマーケティング用語|コンバージョンとは
コンバージョンは、Webマーケティングに取り組むうえで最も重要な指標の一つです。
ここでは、コンバージョンの定義や具体例を分かりやすく解説します。
1-1.コンバージョンとは「成果」のこと
コンバージョンは英語で「Conversion」と書き、「変換」「転換」「変化」などと訳せます。
Webマーケティングでは、Webサイトにアクセスしたユーザーがサイト内を動き回り、何らかのアクションを起こすことを指します。
つまり、ユーザーが購入ボタンを押すなどアクションを起こし、「成果」に転換することです。
Webサイトには、何かを売るだけでなくさまざまな目的があります。
コンバージョンの数を測定することは、Webマーケティングで成果を出すために重要です。
1-2.【具体例】何をコンバージョンとするか
何をコンバージョンとするかは、Webサイトの目的に応じて異なります。
主なコンバージョンの具体例をまとめると、以下のとおりです。
- 商品・サービス購入
- 問い合わせ
- 見積もり依頼
- 資料請求
- 無料体験申込み
- イベント申込み
- 会員登録
- 採用申込み
たとえばECサイトの場合、商品を購入してもらうことがコンバージョンに該当します。
企業サイトでは、問い合わせ・見積もり依頼・採用申込みをコンバージョンとするケースが多いです。
1-3.コンバージョンの種類
コンバージョンは、捉え方によって種類がいくつかあります。
ここでは、コンバージョンの種類を大きく4つに分けて解説します。
1-3-1.総コンバージョン/ユニークコンバージョン
総コンバージョンは、コンバージョンされた合計回数のことです。
たとえば、ECサイトで一人のユーザーが2つの商品を購入した場合、コンバージョン数は「2」になります。
ユニークコンバージョンは、ユーザーの数を基準にコンバージョンを計測する方法です。
この場合、一人のユーザーが複数の商品を購入したとしても、コンバージョン数は「1」になります。
1-3-2.直接コンバージョン/間接コンバージョン
直接コンバージョンとは、Webサイトにアクセスしたユーザーが離脱せずにコンバージョンした回数のことです。
これに対して間接コンバージョンは、一度離脱してから再びアクセスし、コンバージョンした回数を指します。
ユーザーはその場で即決せずに、他のWebサイトと比較検討するケースも多いため、間接コンバージョンの測定も重要です。
1-3-3.クリックスルーコンバージョン/ビュースルーコンバージョン
Web広告の効果を測定するコンバージョンもあります。
クイックスルーコンバージョンは、Web広告をクリックしたユーザーがコンバージョンに至る回数を測定する方法です。
Web広告を見たもののクリックはせず、後になって自然検索などでWebサイトへアクセスしたユーザーがコンバージョンに至ることをビュースルーコンバージョンvと呼びます。
1-3-4.マクロコンバージョン/マイクロコンバージョン
マクロコンバージョンは、「商品購入」「有料会員へのアップグレード」のように、売上に直結する重要目標(KPI)を表します。
これに対してマイクロコンバージョンは、重要目標に至るまでのステップを中間目標(KGI)として設定する方法です。
たとえば「メルマガ登録」「資料請求」などを中間目標として、マイクロコンバージョンを測定できます。
2.Webマーケティングで重要なコンバージョン率とは
ここでは、コンバージョン率の計算方法や重要性などについてまとめます。
2-1.コンバージョン率の計算方法
コンバージョン率の計算方法は、以下のとおりです。
・コンバージョン率(%)=コンバージョン数÷アクセス数(クリック数)×100
コンバージョン率の測定は、Webサイトの場合「アクセス数」、Web広告であれば「クリック数」で設定できます。
またWebサイトでは全体のアクセス数なのか、特定のページに限定するかなどを決めて、目的に応じて母数を変えていきます。
2-2.コンバージョン率の重要性
コンバージョン率の測定は、Webサイト運用の費用対効果やサイト改善のポイントを把握するために重要です。
たとえば同じコンバージョン数でも、アクセス数が異なればコンバージョン率は変わります。
コンバージョン数が「30」だとして、アクセス数が「3,000」であればコンバージョン率は「1%」です。
しかしアクセス数が「6,000」であれば、コンバージョン率は「0.5%」に下がってしまいます。
コンバージョン率が低いと判断できれば、せっかく獲得したアクセス数をコンバージョンへ誘導する何らかの改善が必要であることが分かります。
アクセス数「6,000」のWebサイトの場合、コンバージョン率を「1%」へ上げる施策を行うことで、コンバージョン数を「60」に増やすことが可能です。
2-3.【業界別】コンバージョン率の目安
一般的なWebサイトのコンバージョン率は、1~2%ほどだといわれています。
しかし、業界や商材によって平均値は異なります。
Webサイトの顧客行動分析を行うContentsquare社が2021年に行った調査によると、業界別の平均コンバージョン率は以下のとおりです。
業界 | 平均コンバージョン率 |
---|---|
アパレル | 2.6% |
自動車 | 0.4% |
B2B | 0.6% |
美容 | 3.2% |
家電 | 1.2% |
エネルギー | 0.0% |
金融 | 1.0% |
小売 | 5.0% |
ラグジュアリー | 0.8% |
旅行 | 2.4% |
通信 | 0.7% |
すべての産業 | 1.82% |
参照:Contentsquare「Average website conversion rate by industry」
3.Webマーケティングでコンバージョン率を上げるポイント
Webマーケティングに取り組む際は、コンバージョン率アップを目指す必要があります。
ここでは、コンバージョン率を上げる主な施策をご紹介します。
3-1.ペルソナ・キーワード設定でターゲットを絞る
Webマーケティングでコンバージョン率を上げるポイントの一つは、ペルソナ・キーワード設定でターゲットを絞ることです。
たとえば、Webサイトに一定のアクセス数があるにもかかわらずコンバージョン率が低い場合は、自社商品・サービスにマッチしていないユーザーが集まっていると考えられます。
そこで、よりコンバージョンに近いユーザーをターゲットにしたWebサイト作りができるよう、ターゲットをさらに具体化したペルソナ設定をする必要があります。
ペルソナとは、氏名・性別・年齢・居住地などの属性に加えて、思想や行動傾向なども具体的にイメージした架空の人物像です。
ペルソナ設定をすることで、ニーズに合ったキーワード選定やコンテンツ作りに活かせるメリットがあります。
ペルソナの具体例や作り方については「Webマーケティングで必須のペルソナ設定|手順や注意点を解説」で詳しく解説しています。
3-2.導線を改善する
コンバージョン率アップは、導線を改善することで達成できるケースもあります。
情報量の多いWebサイトの場合、ユーザーはコンバージョンへ至るまでの導線が分かりにくくて離脱してしまうケースも。
せっかくアクセスしてくれたユーザーが迷子にならないように、不要な情報や余計なリンクを削除するなどWebサイト内を整理する必要があります。
また、商品購入や資料請求をする際にクリックするボタンやバナーのデザインを見直して、ユーザー目線で操作しやすいように改善するのも効果的です。
3-3.入力フォームを見直す
Webサイトのコンバージョン率を上げるポイントには、入力フォームを見直すことも挙げられます。
複雑な入力フォームは、ユーザーの離脱につながります。
たとえば、入力項目が多かったりコンバージョン完了までのステップが長かったりすると、ユーザーはストレスを感じてしまうでしょう。
3-4.質の高いコンテンツでユーザーをファンにする
コンバージョン率アップを目指すために、質の高いコンテンツでユーザーをファンにするのも効果的です。
この施策はコンテンツマーケティングと呼ばれ、Webマーケティングの主流であるといっても過言ではありません。
たとえば、役立つ情報がシリーズ化されたコラム記事やハウツー動画など、ターゲットユーザーが必要とする質の高いコンテンツをWebサイト上に配信します。
コンテンツに満足したユーザーは自社商品・サービスにも興味を持ち、購入さらにはリピーターになる可能性が高くなるでしょう。
ユーザーをファン化させることで、アクセスがコンバージョンへつながりやすくなり、コンバージョン率が上がると期待できます。
コンテンツマーケティングの概要については「コンテンツマーケティングとは?特徴と実践方法の基礎を解説」をご覧ください。
4.Webマーケティングでコンバージョン率の高いコンテンツを活かす方法
コンバージョン率を上げることは重要ですが、そもそもアクセス数が少なければコンバージョン数は増えません。
コンバージョン率の高いコンテンツを活かすためには、アクセス数を増やす施策も重要です。
ここでは、Webマーケティングでコンバージョン率の高いコンテンツを活かす方法をご紹介します。
4-1.アクセス数アップのSEOを施す
コンバージョン率の高いコンテンツは、アクセス数アップのSEOを施すことでさらに成果につなげられます。
SEOとは、検索エンジンの検索結果で上位表示させる施策のことです。
大きく2種類に分かれていて、Webサイト内で実施する「内部SEO」と、外部で実施する「外部SEO」があります。
内部SEOには、良質なコンテンツ作成・サイト軽量化・モバイルフレンドリー・内部リンク最適化などが挙げられます。
外部SEOの主な施策は、被リンクとサイテーションです。
コンバージョン率の高いコンテンツが検索結果で上位表示されることで、さらに多くのユーザーにクリックされやすくなり、アクセス数アップが期待できます。
4-2.SNSを活用する
コンバージョン率の高いコンテンツは、SNSを活用することでアクセス数アップにつなげられます。
ICT総研の「2022年度SNS利用動向に関する調査」によると、日本のSNS利用者は8,270万人で、普及率は82%にも及びます。
LINE・YouTube・Twitter・Instagram・Facebookなど、SNSによってユーザーの特徴が異なるため、ターゲティングがしやすいのが特徴です。
SNSでシェアしてアクセス数を増やすだけでなく、SNSプラットフォームに広告を配信してアクセス獲得を狙う方法もあります。
4-3.Web広告を出稿する
コンバージョン率の高いコンテンツのアクセス数アップを狙うのに、Web広告を出稿する方法もあります。
代表的なWeb広告には、検索エンジンの検索ワードに応じて表示される「リスティング広告」や、Webサイトの広告枠に掲載する「ディスプレイ広告」などがあります。
5.記事コンテンツでコンバージョン数を上げるなら「記事作成代行Pro」
記事コンテンツでコンバージョン数を上げるには、記事そのものの質の高さに加えて、検索結果で上位表示させるSEOのノウハウが必要です。
「記事作成代行Pro」は、SEOのノウハウを持つ専属ライターが低価格で良質な記事を作成するおすすめのサービスです。
「検索キーワードで1位を獲得してアクセス数が3~5倍になった」など、制作実績も豊富です。
結果を出すには、検索ユーザーの意図を読み取り、最新の検索アルゴリズムに沿った記事を作成する必要があります。
そのために「記事作成代行Pro」は構成案作成に7割の時間を活用し、アクセス数やコンバージョン数の向上につながるユーザーファーストの記事作成を得意としています。
ブログ・コラム記事から専門性の高い記事まで、記事コンテンツのことなら「記事作成代行Pro」までお気軽にご相談ください!
6.まとめ
Webマーケティングでコンバージョン数を上げるポイントをまとめました。
Webサイトを訪問したユーザーが何らかの行動を起こして成果につなげることは、Webマーケティングにおいて重要事項であるといっても過言ではありません。
そのためには、コンバージョンの設定や種類を明確にし、コンバージョン率とアクセス数を上げる施策を行う必要があります。
コンバージョン率を上げるポイントは、以下の4つです。
- ペルソナ・キーワード設定でターゲットを絞る
- 導線を改善する
- 入力フォームを見直す
- 質の高いコンテンツでユーザーをファンにする
コンバージョン率の高いコンテンツは、以下の施策でアクセス数アップを狙いましょう。
- アクセスアップのSEOを施す
- SNSを活用する
- Web広告を出稿する
記事コンテンツのコンバージョン率・アクセス数に課題がある企業様は、「記事作成代行Pro」までお気軽にご相談ください!
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