SEOに効果的なタグとは?ポイントと注意点を解説
- 公開日:2019.08.21
- 更新日:2024.05.27
- 内部SEO対策
Webページ記述言語であるHTMLの記述は基本的にタグを使用します。そして、タグの中には、SEO対策にとって非常に重要な要素となるものがあります。
タグを適切に用いることで、GoogleのクローラーにWebサイトの内容をより正確に伝える効果を持つためです。
今回は、SEOにおいて重要な役割を果たすタグとその適切な使用法について解説します。
1.SEO対策に効果を発揮するタグとは
インターネットにおいて「タグ」とは、Webサイトを構築する際に記述する際に書式などを設定する際に用いるプログラムの要素を指します。
例えば、HTMLのタグを使った記述は以下のようになります。
<タグ>テキスト</タグ>
タグは、単に書式やデザインを設定するだけではなく、一定の意味を持ったものが多いので、タグの中にはSEOに大きな効果を持つものがあります。SEO対策に効果的なタグを具体的に6点紹介します。
①タイトルタグ
タイトルタグは、名前の通りWebページのタイトルを表し、SEOにおいて最も重要なタグです。<titile>~</title>と記載します。
Googleのクローラーも検索ユーザーもタイトルタから何について書かれているページであるか確認するので、ページの内容が端的に伝わる内容であることが重要です。
titleタグを設定する際には、以下の注意点があります。
- タイトル全体の文字数を31文字以内に抑えること
- 必ず、SEO対策で狙いたいキーワードを含めること
- キーワードは前半に固めること
- 日本語として自然なタイトルを設定すること(単語の羅列はNG!)
効果的なページタイトルの設定方法については、「【SEO対策】ページタイトルのクリック率を格段に上げる11のポイント!」で解説しているので、良ければ参考にしてください。
②見出しタグ
見出しタグは、Webページの見出しに相当します。<h○>~</h○>と記載します。(○には見出しのレベルによって1~6の数字が入ります)
数字のレベルが大きいほどSEO対策としての効果も大きくなります。
◇大見出し(h1)
表示するWebページのテーマを表します。SEOの鉄則は1ページ=1テーマなので、1つのWebページに使用する大見出しは一つであることが鉄則です。
タイトルタグとほぼ同じ内容になりますが、タイトルタグはGoogleの検索結果画面で表示されるタイトル(検索ユーザー向け)、h1タグはWebページの中の大見出し(Webページ閲覧者向け)という違いがあります。いずれにしても、タイトル同様Googleのクローラーもh1の内容からページに書かれた内容を判断します。
◇中見出し(h2)、小見出し(h3)、・・・
h2タグ、h3タグもトピックの内容を表す重要なタグです。Webページでは、h3もしくはh4まで使用するケースが一般的です。見出しのレベルが下がるほど、SEOに影響する効果は小さくなりますが、クローラーがページ内の各トピックと全体テーマを分析する際に活用しているため、適切な見出しの設定は非常に重要です。
見出しの設定の際には、以下のポイントに気を付けましょう。
- 見出しのレベルに矛盾がないようにすること
- 文字の装飾のために見出しタグを使用しないこと
- タイトル同様、日本語として自然な文章であること
- (見出しレベルNG例)
-
<h2>見出し</h2>
本文
<h4>見出し</h4>
本文↑<h3>タグを飛ばして<h4>タグを使用している
階層エラーにならないように、全体の階層を意識しながらコンテンツの見出し設定を行うことが重要です。
③aタグとアンカーテキスト
aタグは、リンクを設定しWebページ同士をつなげる役割を果たします。アンカーとは、船の錨を表す「Anchor」の頭文字です。アンカーテキストを記述は以下のように記述します。
<a herf=リンク先のパス>アンカーテキスト</a>
aタグを設置する際に重要なポイントになるのが、アンカーテキストの記述方法です。Googleのクローラーはアンカーテキストからリンク先のページの内容を判断するので、アンカーテキストにはリンク先のページ内容を想像しやすい内容に記述する必要があります(通常はWebページタイトルなど)。
また、リンク元とリンク先との内容の関連性についてもアンカーテキストから判断されるので、特に内部リンクを設定する際にはアンカーテキストの内容がリンク先のサイト評価に効果を発揮します。
④段落タグ
段落を意味するpタグは、通常Webページの中で最も多く使用されるタグです。
通常、見出し単位での文章のひとかたまりを<p>テキスト</p>で囲って使用します。段落タグの範囲内が一つのテーマについて書かれた文章であることをクローラーに伝える役割を果たすので、SEOにおいても非常に重要なタグです。もし段落タグの設定がなければ、せっかく見出しを設定しても、クローラー上は、途切れ目のない文章になってしまいます。
注意点としては、pタグをトピックの区切り以外でむやみに使用しないことです。まれに、改行や行間の調整のためにpタグを使用されているケースがありますが、段落タグを乱用するとGoogleにページの内容がうまく伝わらず、サイト評価が低くなってしまいます。
⑤リストタグ
箇条書きをする際にはリストタグを設定します。
リストの並び順の関係ないものは<ul>タグを、1,2,3…と並び順に意味があるリストの場合には<ol>タグを使用します。リストタグは、クローラーに箇条書きの記述があることを伝える役割を果たし、クローラーが正確に内容を読み取るのを助ける効果があります。
テキストで「・」や数字の「(1)、(2)、(3)」を使用した場合には、クローラーは箇条書きであることを認識できないため、箇条書きの項目はリストタグを使用するようにしましょう。
⑥強調タグ
特定の単語を強調したい時には、強調タグを使用します。
特に強く強調したいワードについては<strong>、強調したいワードについては<em>タグを使用します。強調タグのSEOにおける効果は従来よりも弱くなりましたが、2019年7月現在もなお一定の効果はあるとされています。
強調タグを使用する際の注意点としては、装飾のために用いないことです。特にSEO上重視しているキーワードを強調したい際に用いると良いでしょう。また、強調タグの乱用はペナルティーのリスクがあるので使用頻度にも注意しましょう(1ページにつき3~5回以内)。
2.まとめ
Webページを記述する際には、タグを適切に設定できるか否かがSEO対策の結果を左右します。
タグを適切に使用できるか否かはSEOの内部対策における一つの重要な要素なので、ぜひ把握しておきましょう。中でも、タイトルタグ、見出しタグ、アンカータグはSEO対策において特に効果を発揮するタグです。
内部対策全般については、「SEO内部対策とは!?具体的なチェックポイント15を徹底解説」で解説しているので、ぜひ併せて参考にしてください。
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