トラフィック (Traffic / アクセス数)
- 公開日:2025.04.10
- 更新日:2025.04.10
- 用語集
ウェブサイトにおけるトラフィックとは、特定の期間(例えば1日、1週間、1ヶ月など)に、そのウェブサイトを訪れたユーザーの数や、行われた訪問(セッション)の総数を指す言葉です。日本語では「アクセス数」や「訪問者数」といった言葉で表現されることが一般的です。ウェブサイトの人気度や集客力を測るための、最も基本的かつ重要な指標の一つと言えます。
トラフィックは、どこからウェブサイトへやってきたか、その流入経路(チャネル)によって分類することができます。主な流入経路には以下のようなものがあります。
- オーガニック検索 (Organic Search): Googleなどの検索エンジンの検索結果(広告を除く)をクリックして訪問した場合。
- 有料検索 (Paid Search): リスティング広告など、検索結果に表示される有料広告をクリックして訪問した場合。
- リファラル (Referral): 他のウェブサイトに貼られたリンクをクリックして訪問した場合。
- ソーシャル (Social): X (旧Twitter)、Facebook、InstagramなどのSNS上のリンクから訪問した場合。
- ダイレクト (Direct): URLを直接アドレスバーに入力したり、ブックマーク(お気に入り)から訪問した場合など、流入元が特定できない場合も含まれる。
- Eメール (Email): メールマガジンなどに記載されたリンクから訪問した場合。
- ディスプレイ (Display): バナー広告などのディスプレイ広告経由で訪問した場合。
ウェブサイトの目的(ブランディング、情報提供、商品販売、リード獲得など)によって、重視すべき流入経路やトラフィックの「質」は異なります。例えば、ECサイトであれば購入意欲の高いユーザーからのトラフィック、オウンドメディアであれば特定のテーマに関心のあるユーザーからのトラフィックが重要になります。
トラフィック(アクセス数)は、Google Analyticsなどのアクセス解析ツールを用いることで詳細に計測・分析することが可能です。ツールを使えば、全体のトラフィック量だけでなく、流入経路別の割合、ユーザーがどのページをよく見ているか(PV数)、ユーザーの属性(地域、デバイスなど)、直帰率や滞在時間といった行動指標も把握できます。
これらのデータを分析することで、SEO施策の効果を測定したり、ユーザーのニーズや行動パターンを理解したり、ウェブサイトの改善点を発見したりすることができます。単にトラフィックの量を増やすだけでなく、自社の目標達成に貢献する「質の高い」トラフィックを獲得し、そのユーザー体験を向上させていくことが、ウェブマーケティングの成功に繋がります。
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