SERP
- 公開日:2025.04.10
- 更新日:2025.04.10
- 用語集
SERP(サープ)とは、「Search Engine Results Page」の略称で、ユーザーがGoogleなどの検索エンジンにキーワード(検索クエリ)を入力して検索を実行した際に表示される結果一覧のページ全体を指します。日本語では「検索結果ページ」とそのまま呼ばれることが一般的です。
多くの人がSERPと聞くと、ウェブサイトへのリンクが青い文字で表示され、その下に短い説明文(スニペット)が続く、いわゆる「オーガニック検索(自然検索)結果」のリストを思い浮かべるかもしれません。しかし、現代のSERPはそれだけではありません。検索エンジンの進化に伴い、ユーザーの多様な検索意図に、より迅速かつ的確に応えるために、様々な形式の情報が表示されるようになっています。
SERPに表示される主な要素(フィーチャー)には、以下のようなものがあります。
- オーガニック検索結果: SEOによって、通常のウェブページへのリンク。
- リスティング広告 (検索連動型広告): 検索キーワードに連動して表示される有料広告。通常、オーガニック検索結果の上部や下部に「広告」というラベル付きで表示されます。
- 強調スニペット: ユーザーの質問に対する直接的な回答を、オーガニック検索結果の最上部(0位とも呼ばれる)に抜粋して表示する形式。
- ローカルパック (マップパック): 「渋谷 カフェ」のような地域名を含む検索(ローカル検索)の際に表示される地図と店舗情報のリスト。
- PAA (People Also Ask / 他の人はこちらも質問): 検索クエリに関連する質問と、その回答(をクリックすると表示される)のリスト。
- 画像検索結果: 関連性の高い画像がカルーセル形式などで表示される。
- 動画検索結果: 主にYouTubeなどの動画へのリンクがサムネイル付きで表示される。
- ナレッジパネル / ナレッジグラフ: 有名な人物、場所、物事など、特定のエンティティに関する情報をまとめたボックス(通常、PCでは右側、モバイルでは上部)。
- ショッピング広告: 商品画像と価格が表示される広告。
- ニュース: 関連する最新ニュース記事へのリンク。
これらの多様な表示形式により、ユーザーはウェブサイトをクリックしなくてもSERP上で必要な情報を得られるケースが増えています(ゼロクリック検索)。サイト運営者は、単にオーガニック検索の順位を上げるだけでなく、自社のコンテンツがこれらの様々なSERPフィーチャーにどのように表示される可能性があるかを理解し、構造化データの実装なども含めた対策を検討することが、クリック率(CTR)向上や認知度拡大のために重要になっています。
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