こんなにある！コンテンツマーケティングの10のメリットを公開！

コンテンツマーケティングには、導入ハードルの低さや広告費の軽減・顧客ロイヤリティ向上などのメリットがあります。

さまざまなマーケティング戦略の中でどの施策を取り組むべきか迷われている企業様は、まずコンテンツマーケティングの導入を検討されるとよいかもしれません。

そこでこの記事では、コンテンツマーケティングの10のメリットを公開します。
あわせて3つのデメリットにも触れているので、コンテンツマーケティングを総合的に判断する材料となるはずです。

マーケティング担当者の方は、企業の状況と照らし合わせつつ、ぜひこの記事からヒントを得てください。

1.コンテンツマーケティングの10のメリット

コンテンツマーケティングのメリットとして、以下の10のポイントをご紹介します。

• 導入しやすい
• 広告費を削減できる
• コンテンツが資産になる
• 24時間365日継続的に営業活動ができる
• 広告に拒否反応を示すユーザーにも受け入れられやすい
• 潜在層のユーザーを集客しやすい
• 顧客のロイヤリティ向上につながる
• その道の「権威」になれる
• コンテンツがSNSで共有されやすい
• 複数媒体で「ネタ」を流用できる

それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。

なお、コンテンツマーケティングの基本情報については、以下の記事で解説しています。
「そもそもコンテンツマーケティングって何？」と疑問な方は、ぜひこちらの記事からお読みください。

参照:「コンテンツマーケティングとは？特徴と実践方法の基礎を解説」

1-1.導入しやすい

コンテンツマーケティングは、導入ハードルが低いマーケティング手法です。

少し極端な言い方をすれば、マーケティング担当者がWebサイトのブログ記事を地道に作成していれば、それだけである程度の形を作れるほどです。

もちろんこれは極論であり、実際には、Webサイト制作や保守運用・ペルソナ設定・カスタマージャーニーの作成・SEO対策など、さまざまなプロセスを経て実施する必要があります。

とはいえコンテンツマーケティングの肝は、コンテンツの中身と届け方であり、そこに高すぎる技術的ハードルや複雑さはありません。

「ブログ記事を書くことから始められる」という導入ハードルの低さは、メリットの大きい点です。

すでにWebサイトを有している場合であれば、すぐにでも実行に移せるでしょう。

1-2.広告費を削減できる

広告費を抑えやすいのもメリットです。

Web広告を含む広告全般は、広く自社商品やサービスを告知するうえで大きな役割を果たします。
しかし、広告を継続して出し続けるのはコスト面で大きな負担になるのも事実です。

例えば、Web広告（リスティング広告やディスプレイ広告など）は即効性があるのがよい点ですが、出稿している期間中ずっとコストが発生し続けます。

コンテンツマーケティングの場合、初期費用としてサーバー費やドメイン費などが必要ですが、自社でコンテンツ作成を行えばランニングコストはさほどかかりません。
SNSアカウントを無料取得したり、既存サイトにコンテンツを展開したりするなど、コストをかけずにさまざまな施策を講じやすいです。

コンテンツマーケティングを拡充すれば、Web広告費を抑えたマーケティングがしやすいでしょう。

もちろんコンテンツマーケティングは、始めればWeb広告を一切打たなくてもよいということではありません。ユーザーに認知してもらうための一手段として、あるいは即効性のある営業手段として併用していくことは現実的な戦略です。

1-3.コンテンツが資産になる

コンテンツマーケティングで制作したコンテンツは、企業の資産になります。

広告は出稿しているときだけの一時的なものですが、コンテンツは半永久的に企業の資産として残ります。

コンテンツ作成を継続的に行い続ければ、その分資産が増え続け、事項で解説しているように「営業活動」の窓口を増やすことになるでしょう。

このように、時間経過にかかわらず価値が失われにくいタイプのコンテンツは「ストック型コンテンツ」と呼ばれます。

1-4.24時間365日継続的に営業活動ができる

コンテンツマーケティングの別のメリットは、コンテンツが24時間365日ずっと継続して「営業活動」をしてくれることです。

作成したコンテンツは、ユーザーとの接点として、またユーザーの関心を高め続ける情報として、ネット上で役割を果たし続けます。

Web広告の場合、出稿している期間しかユーザーへPRできません。
それに対して、企業の資産として残るコンテンツ群は、期間的制約を受けずにユーザーを呼び込み続けます。

また電話営業や訪問営業は、実施できる時間帯に制限がありますが、ネット上にあるコンテンツにはそれがありません。

さらにWebサイトを多言語対応するなどの工夫をすれば、国内のみならず国外をターゲットにしたマーケティングもできます。

このような制約の少なさも魅力です。

1-5.広告に拒否反応を示すユーザーにも受け入れられやすい

コンテンツマーケティングは、広告に抵抗を感じるユーザーにも受け入れられやすいです。

それは、プッシュ型（企業がユーザーの意思に関係なく発信するタイプ）ではなく、プル型（ユーザーが自ら探すタイプ）のコンテンツだからです。

コンテンツマーケティングでは、広告のように企業側が一方的に商材を宣伝することはありません。
※「リスティング広告」などプル型の広告も存在します。

ユーザーが能動的に情報を探す中で商品やサービスに触れるため、広告のようなノイズ感が少なく、受け入れられやすいのです。

スマホやSNSの普及によって、今は多くの人が自分で情報を選択的に探すようになっています。そのような中で、自分の意思に関係なく送られてくる広告は嫌われますが、コンテンツマーケティングではユーザーの意思とコンテンツの魅力が強調されます。「北風と太陽」ではありませんが、ユーザーの主体性を優先させている分、コンテンツマーケティングは広告に代わるメインマーケティング手法として注目されています。

1-6.潜在層のユーザーを集客しやすい

コンテンツマーケティングは顕在層だけでなく、潜在層も集客しやすいメリットがあります。
※顕在層とは、「商品やサービスのジャンルに関してニーズをもち、比較検討などをしているような顧客層」。
※潜在層とは、「漠然としたニーズはあるものの具体的な商材を認知していない顧客層」。

コンテンツマーケティングでは、ユーザーの悩みや疑問に役立つコンテンツを提供するなどして、ユーザーと企業の商品・サービスとを、自然な形で結びつけられます。
徐々にユーザーの関心を育てていくため、潜在層にもメッセージが届きやすいのです。

現時点で漠然としたニーズをもっているだけの潜在層に、広告で購買を喚起するメッセージを送っても、得られるのは認知のみで、コンバージョンには至らないでしょう。

潜在層は顕在層よりも数が多いため、新規顧客獲得を目指して裾野を広げるうえで有効です。

1-7.顧客のロイヤリティ向上につながる

コンテンツマーケティングは顧客ロイヤリティの向上にも寄与します。
※「顧客ロイヤリティ」とは、ユーザーが企業に抱く愛着のこと。

高品質なコンテンツを公開・追加し続けるなら、ユーザーは企業に親近感を覚え、より信頼を寄せるようになります。

そのような企業愛が育まれると、ユーザーは同じ企業の商品を継続して購入しやすくなるでしょう。

新規顧客の獲得も重要ですが、リピーターの獲得も大事な要素です。

マーケティング業界には、「1:5の法則（新規顧客獲得には既存顧客維持より5倍のコストがかかる）」と「5:25の法則（顧客離れを5％防げば、利益は25％改善する）」というものがあります。

常にこの数値が当てはまるわけではありませんが、既存顧客のつなぎ留めが中長期的な利益につながりやすいのは事実です。

この観点から、顧客ロイヤリティ向上は大きなメリットといえます。

1-8.その道の「権威」になれる

コンテンツマーケティングに成功すると、特定のテーマについて、いわば「権威」になれます。

オウンドメディア内に良質なコンテンツが増えていき、それなりの数のユーザーがメディアの「ファン」になると、「このテーマならこの企業のメディアが詳しい」などの評価がつき、企業のブランディングが確立されます。

たしかに私も特定のテーマについて情報を調べるときに、同じサイトで調べる傾向がありますね。そのサイトを見れば大体のことがわかる気がしますから。

そういうことです。そのようにして企業のオウンドメディアやコンテンツに権威性が身につくと、ユーザーの信頼感はいっそう増し、新規顧客獲得にもリピーター獲得にも貢献するでしょう。

1-9.コンテンツがSNSで共有されやすい

コンテンツマーケティングでは、有益なコンテンツがSNSでシェア・拡散されやすいメリットもあります。

顧客ロイヤリティが高まっているユーザーはもちろんのこと、まだ潜在層の顧客であっても、良質なコンテンツに高評価を下し、SNSなどでコンテンツ共有してくれる可能性があります。

商品やサービス自体の質がよく、かつ良質なコンテンツが存在することが前提ですが、うまくいけば広告を使わずして、無料でポジティブな口コミが広がってくれるかもしれません。

1-10.複数媒体で「ネタ」を流用できる

コンテンツマーケティング用に作成したコンテンツは、異なるコンテンツ間で二次利用することが可能です。

利用できるコンテンツは、テキスト・動画・音声・画像などさまざまありますが、同じネタを複数のコンテンツ間で流用できます。

例で説明しましょう。

仮に、オーラルケア商品を販売する企業があるとします。
その企業は「歯磨きの正しい方法」をテーマにしたYouTube動画を制作します。
また、同じテーマで記事コンテンツを作成したり、インフォグラフィック形式の画像を作ったりすることもできるでしょう。

このように「ネタ」の二次利用を行うことで、新規コンテンツのアイデア考案に苦労することが多少なりとも軽減されます。

さらに異なる媒体にコンテンツ展開することで、「記事を読むより動画で解説を見たい」「要点を文字で見る方がわかりやすいので記事が好み」など、それぞれのタイプのコンテンツを好むユーザーを幅広くカバーすることも可能です。

2.コンテンツマーケティングの3つのデメリット

コンテンツマーケティングには多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットも存在します。

デメリットも踏まえて戦略を練るなら、より現実的な見方をもって施策を講じられます。

2-1.効果が出るまでに時間がかかる

Web広告とは異なり、コンテンツマーケティングは中長期的なマーケティング手法であるため、効果はすぐに出ません。

「コンテンツを公開してからすぐに問い合わせ件数が増える」など、即効性はないと考えましょう。

オウンドメディアに載せる記事コンテンツをSEO対策しつつ公開したとしても、上位表示させるまでには早くて数週間、場合によっては何ヵ月もかかります。

現実的な見方として、半年～1年は軽く見ておくとよいでしょう。

デメリット解消策として、即効性に優れたWeb広告を併用してコンテンツマーケティングを補完できます。また、マーケティング戦略を立てる際に近視眼的な期待は抱かず、最初から中長期の事業目標としてとらえることも大事です。

2-2.自社リソースやノウハウがないとコストが大きくなる

コンテンツマーケティングは比較的低コストで始められるのが魅力ですが、自社リソースやノウハウが限られている場合、コストが大きくなる可能性があります。

例えばWebサイトを一から制作する必要があるものの、Webデザインや制作をアサインできる社員がいない場合、規模に応じて外注コストがかかります。

あるいはコンテンツ制作ができる人的リソースがない場合や、マーケティング戦略を立てるノウハウがない場合は、外部コンサルタントやコンテンツ制作会社などに依頼する必要が生じ、その分コストがかさむでしょう。

最終的にどれくらいのコストになるかは、マーケティングの規模や外注する作業範囲の広さなどにより変わりますが、丸投げして一から運用体制を構築する場合は、月額数十万円の支出が発生することも珍しくありません。

対応策として、コンテンツマーケティングの将来性を汲み、内製化を目指したプランを立てるのは一つの方法です。また、即戦力となる人材を採用して、外部委託による継続コスト削減を目指すこともできるでしょう。

2-3.継続できないと成果が生まれない

コンテンツマーケティングは中長期的手法であるため、継続してコンテンツを制作し続けないと、成果に結びつきません。

社内に人的リソースがない、あるいは外注するのに予算が立たないなど、何らかの理由で継続的な配信ができないと、ユーザーから忘れられてしまう恐れがあります。

予算の都合上、外注はせずに内製でいく場合、社員がほかの業務と兼業で臨むことになるかもしれません。
その場合は負担が大きくなり、継続的発信に支障が生じることが予想されます。

このデメリットを解消するには、最初のコンテンツマーケティング戦略を練る段階で、無理のないコンテンツ運用体制を構築することがカギです。また質と費用でバランスの取れたサービスを提供する会社に業務を委託するのも手です。

コンテンツマーケティング戦略の立て方については、以下の記事で詳しく説明しています。

参照:「コンテンツマーケティング戦略は超重要！8ステップで立て方を解説」

3.ユーザーに響く記事コンテンツ作成は「記事作成代行Pro」まで

「コンテンツマーケティングに欠かせない有益なコンテンツを制作したいけど、自社にノウハウがない…」

このような悩みをもっているなら、ぜひ「記事作成代行Pro」へご相談ください。

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4.まとめ

コンテンツマーケティングには、実に多くのメリットがあります。

デメリットもいくつかありますが、メリットを踏まえると、今後力を入れて取り組むべきことに疑念の余地はありません。

Web広告だけでなく、良質なコンテンツ展開に力を入れることで、より多くの顧客との出会いが生まれます。弊社のサービスも活用しつつ、ぜひユーザー主体のコンテンツマーケティングを成功させてください。