SEO対策にキーワードプランナー!3つの使い方と便利な活用法
- 公開日:2019.08.07
- 更新日:2024.05.27
- SEOチェックツール
キーワードプランナーは、Googleが提供しているキーワードのボリュームを調査できるツールです。
SEO対策は、直感を元にやみくもにおこなっても対策すべきキーワードへの対策が漏れてしまったり、検索ニーズのないキーワードに対して実施してしまったりするなどして、集客に結びつかないケースがあります。キーワードプランナーを活用すれば客観的なデータをもとにSEO対策の実施がおこなえるので、戦略的なキーワードの選定や優先順位の決定に活用することができます。
この記事では、キーワードプランナーでできること、使用方法について解説します。キーワードの選定はSEO対策の最初の一歩なので、この記事を参考にしてキーワードプランナーを使いこなせるようになりましょう。
目次
1.キーワードプランナーでできること
キーワードプランナーの概要と機能について解説します。
キーワードプランナーとは
キーワードプランナーとは、Googleが提供している検索ボリューム調査ツールです。
Googleのアカウントがあれば、無料で利用することが可能です。ただし、広告出稿をしていない場合には正確な検索結果が表示されないので、より正確なデータを取得したい場合には少額でも問題ないので広告出稿をすると良いでしょう。(広告出稿をすれば細かなデータが得られますが、しない場合には「1,000~1万」、「1万~10万」といった幅のあるデータとなります)。
検索ボリュームが大きければ大きいほどニーズが強いことを意味するので、検索結果上位表示を実現できた場合には多くのアクセス数が期待できます。従って、優先すべきキーワードということになります。
- ※Googleの広告
-
「Googleアドワーズ」や「Googleリマーケティング」などのクリック課金型広告やディスプレイ型広告のGDNなどがあります。クリック課金型広告では、クリック単価の安いキーワードもあるので、低予算からでも運用することができます。
キーワードプランナーでできること
キーワードプランナーには以下の2つの機能があります。
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- 新しいキーワードを見つける
自社商品やサービスのキーワードから関連あるキーワードやその検索ボリュームなどを調べることができます。自社の商品・サービスに興味を持っている検索ユーザーが他にどのようなキーワードで検索をしているのかを抽出することができます。
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- キーワードの検索ボリュームを調べる
特定のキーワードの月間検索ボリュームを調べることができます。現在SEO対策をおこなっているキーワードが適正か否か、今後のキーワードの優先順位をどうするかなどの判断に用いることができます。
また、キーワードプランナーは元々、Google広告の調査ツールなので、Googleに広告を出稿した場合の料金についても同時にチェックすることができます。
キーワードプランナーを使用する前に軸となるキーワードの洗い出しを
キーワードプランナーは、SEO対策のキーワードの幅を広げ、その効果を図るために非常に役に立つツールですが、使用する前に「軸となるキーワード」を洗い出ししておくことも重要です。キーワードプランナーには自社の商品やサービスの核となるキーワードが必要だからです。
軸となるキーワードは、自社のサービス・商品に関連の強い単一のワードから洗い出します。そして、網羅性を高めるために大カテゴリから小カテゴリまで横断的に用意します。
(例)ペットショップの軸キーワードの洗い出し
- ペット
- ペットショップ
- 犬
- 小型犬
- チワワ
- コモンドール
上から下に行くほど小さなカテゴリとなっています。軸キーワードの幅を広げ、自社サービス・商品に興味・関心のあるユーザーの検索ニーズを幅広く拾うために、キーワードプランナーを活用することができます。
関連記事:「【SEOの基礎】キーワード選びは記事作成の第一歩!踏むべき5ステップ紹介」
2.キーワードプランナーの使い方
キーワードプランナーの具体的な使い方について解説します。
Googleアカウントでログイン
Googleアカウントを使用して「キーワードプランナー」にログインします。
(Googleアカウントをお持ちでない場合は、「Googleアカウントの作成」で簡単にアカウントを作ることができます。)
Googleアカウントでログインすると上記のメニューが表示されます。
関連ワードを知りたい場合には、「新しいキーワードを見つける」、指定するキーワードの検索ボリュームを知りたい場合には「検索ボリュームを調査する」をクリックしてください。
使用法①軸となるキーワードから新しいキーワードを見つける
「新しいキーワードを見つける」をクリックし、「キーワードから開始」のタブが選択されていることを確認したら、洗い出しをした軸となるキーワードを入力します。
「ペット」で検索した場合の表示結果が上記の図です。どのようなキーワードがどの程度検索されているのかを1クリックで調査することができます。
なお、キーワードプランナーでは自社の商品やサービスには関連のないキーワードを抽出してしまいます(上記の例では「里親」「ブリーダー」など)。
また、関連のある語句で検索ボリュームが多いものでも、内容が重複するものもあります(「ペット+価格」、「pet+価格」/「ペット+購入」、「ペット+犬+購入」など)。内容が重複するキーワードは別々に対策すると重複コンテンツになってしまいGoogleのペナルティー対象になってしまう可能性もあるので、キーワードリストはカテゴリ分けをして精査しましょう。
キーワードリストを作成する際には、画面右上の「キーワード候補をダウンロード」を選択してCSV出力すれば効率的です。
軸となるキーワードごとにこれらの作業をおこない、SEO対策を施すべきキーワードの選定をおこないましょう。またキーワードは複合語でも抽出可能です。ビッグワードに関しては複合語を用いてキーワードを抽出した方が効果的な結果が得られることもあります。
関連記事:「ロングテールキーワードとは?SEO上の4つのメリットを解説」
使用法②自社のWebサイトのurlから新しいキーワードを見つける
自社Webサイトのurlから新しいキーワードを見つけることも可能です。手順は、「新しいキーワードを見つける」をクリックし、「ウェブサイトから開始」にタブを合わせて検索をスタートするだけです。
サイト全体、あるいはurlのページに使用されているキーワードをGoogleが拾ってキーワードをリスト化してくれます。
リスト化されたキーワードの中から、検索ボリュームが大きいにもかかわらずSEO対策を施していないキーワードや、上位表示が実現できていないキーワードは、優先的に対策すべきキーワードということになります。
また、同業他社のurlを入力してキーワード調査することもできます。ライバル企業がどのようなキーワードをWebサイトに用いているかをチェックすることで、自社が見落としているキーワードを発見することができます。
使用法③検索ボリュームを確認する
「検索ボリュームと予測のデータを確認する」をして、SEO対策を施すキーワードの候補を入力することにより、月間のキーワードの表示回数やクリック数の平均値をチェックすることができます。複数のキーワードを一度にチェックできるのでキーワード候補をまとめてチェックするとスムーズです。その際に、CSVデータをアップロードして検索することもできます。
また、この検索結果についてもデータをCSVとしてダウンロードできます。一覧化して、検索ボリュームや売上につながる見込みなどからSEO対策の優先順位を選定していきましょう。
3.キーワードプランナーの便利な活用法
キーワードプランナーの機能を活用することで、キーワードの精度を上げたり作業効率を高めたりすることが可能です。キーワードプランナーの便利な活用法について紹介します。
関連記事:「SEO対策キーワードとは?設定方法と便利ツールをご紹介」
フィルタの追加
キーワードプランナーの表示結果が多数表示される際に、必要性の低い情報が多いために情報が確認しづらいことがあります。そういった場合には、フィルタ機能を活用することで、効率よく情報をチェックできます。
例えば、一定数以上の検索ボリュームがあるキーワードや競合性の高いキーワードのみを抽出するなどのケースです。
情報のセグメント
キーワードプランナーは、地域、言語、検索ネットワークの条件を指定して結果を抽出することもできます。この中で、特に利便性が高いのが地域によるセグメントです。
例えば、小売業などの来店型のビジネスを営んでいる場合には商圏エリアが限定される場合があります。自社・自店舗のエリアの検索ユーザーがどのようなキーワードを検索しているのかを知ることで効果的なSEO対策が実施できる可能性があります。
ただし、セグメントをしすぎることで検索ボリュームが小さくなりすぎてしまい、優先順位の判断が難しくなることもあるのでキーワードのニーズの高さなどを踏まえて対策するようにしましょう。他に、キーワードの抽出期間を変更することによってニーズの高さをより正確に判断する方法もあります。
検索意図の分かりづらいキーワードは実際に検索をしてみる
キーワードプランナーでは、検索意図の分かりづらいキーワードが「関連性が高い」として表示される場合があります。
例えば、「チワワ」で「新しいキーワードを探す」を選択した際に、「チワワ+英語」の月間検索ボリュームが1,000~1万と表示されます。十分なアクセス数が期待できるボリュームですが、ペットショップを運営する業者にとって「チワワ+英語」でSEO対策を施す必要はあるでしょうか?
実際にGoogleで「チワワ+英語」で検索をかけてみると、「チワワ」を英語でどのように書くかといった英和辞書サイトが上位に表示されます。この結果から、おそらく海外の方とチワワに関する話題を話す際に英語でどのように表現するかについて知りたいというニーズから「チワワ+英語」で検索されていることが予想され、ペットショップとしては対策すべきキーワードではないことが確認できます。
キーワード単価は一つの目安に
Googleキーワードプランナーの表示結果には、キーワード単価が表示されます。
キーワード単価とは、Googleに広告を出稿する際に広告枠の上部に表示するために必要なキーワード単価の予想額です。クリック課金型の広告は、入札制となっているため検索ニーズの高いキーワードほどクリック単価が高くなります。SEO対策を実施する際にはクリック単価は直接関係がありませんが、クリック単価が高いということはニーズが高くSEO対策の難易度が高いという目安にはなります。
また、逆にいえばクリック課金型の広告を出稿した場合には広告がクリックされるたびにクリック単価の広告費を支払う必要がありますが、SEO対策で上位表示に成功した場合には何度クリックされても費用が掛からないので、コストパフォーマンスに優れた対策が実施できたことの裏付けにもなります。
4.まとめ
今回の記事では、Googleキーワードプランナーについて解説しました。
キーワードの選定や優先順位の決定はSEO対策の出発点なので、キーワードプランナーをうまく活用し客観的なデータに基づいた対策を実施することで、ブレない効果的なSEO対策を施すことができます。
また、キーワードプランナーを使って抽出したキーワードに対して効果的なSEO対策を施すには、ブログをはじめとしたコンテンツマーケティングが効果的です。
あるいは、プロにキーワードの抽出や提案も含めて記事作成専門業者に依頼する方法もあります。例えば「記事作成代行Pro」では、Webページの集客アップにつながるSEOライティング業者です。多くの企業が効果的なコンテンツの作成に苦心する現状がありますが、以下の特色により確かな効果を発揮しています。
- 専属ライターによる高品質かつ均質化された記事の作成
- SEO知識の豊富なディレクターがキーワードの使用法やライティングをサポート
- 細かな要望にお応えするきめ細かな対応
SEO特化型のWebライティングとしては業界最安値の文字単価4.5円から対応しているので、対策すべきキーワードは何となくわかっているもののどのようなコンテンツを作ればよいのかわからない、キーワードの洗い出しや選定の作業を担当するスタッフが自社内にはいないといった企業様はぜひご相談ください。
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