SEO対策費用の平均相場を解説!具体的な対策内容もご紹介

2022.1.14
「サイトのSEOを強化するのに必要な費用を知りたい」
「コンテンツ作成を外注したいけど、費用相場が気になる」
このような疑問や悩みを持っているWeb担当者の方は多いことでしょう。
SEO対策をWebサイト制作会社やSEO対策会社などにアウトソーシングする場合、最初に予算と作業内容を明確にしておきたいのではないでしょうか?
この記事では、以下のポイントを整理します。
- SEO対策費用の平均相場
- SEO対策の具体的な内容
- 費用の支払い方法

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1.SEO対策費用の平均相場
SEO対策をアウトソーシング(外注)する場合の費用相場は、以下のとおりです。
SEO対策の内容を、以下の4つのカテゴリーにまとめました。
- SEOコンサルティング
- コンテンツSEO
- 内部対策(テクニカルSEO)
- 外部対策
また、支払いタイプは、以下の3つにまとめてあります。
- 月額支払い
- 一括支払い
- 成果払い
それぞれの対策内容や支払いタイプについては後述します。
2.SEO対策を外注すると何をしてもらえる?
SEO対策と一口にいっても、その内容は多岐にわたります。
ひとつずつ列挙するとキリがないため、上記の表でも記載したとおり、以下の4つのカテゴリーにまとめて解説します。
- SEOコンサルティング
- コンテンツSEO
- 内部対策(テクニカルSEO)
- 外部対策
各カテゴリーの対策内容を見ていきましょう。
2-1.SEOコンサルティング
1つ目のカテゴリーは、「SEOコンサルティング」です。
「SEOコンサルティング」は、名称のとおりSEOに関するコンサルティング業務のことです。
コンサルティング会社はクライアントのサイトを分析し、「どのような問題点があるか」「どのようなコンテンツを公開すべきか」など、改善点を見つけ出します。
その上でクライアントと協議し、必要なアドバイスやサポートを行います。
具体的には、以下のような作業が行われるでしょう。
- クライアントサイトのパフォーマンス調査(アクセス数やコンテンツの質など)
- 対策キーワードのリサーチと選定
- 競合確認
- ルートページ(トップページ)やサイト構造の考案
- 記事コンテンツのライティングサポート
- SEOノウハウの共有 など

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既存のサイトではなく新規のサイトを立ち上げる場合も、SEOコンサルティング会社に依頼できます。
SEOコンサルティング会社にSEO対策を依頼する場合、おおまかな費用相場は、以下のとおりです。
- 10~50万円/月(中規模サイト)
- 50~100万円以上/月(大規模サイト)
費用は、サイトの規模によって変動します。
調査・分析する規模が小さければ低コストですむでしょう。
一方、規模が大きければ当然コストはかさみます。

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2-2.コンテンツSEO
SEO対策の別のカテゴリーは、「コンテンツSEO」です。
「コンテンツSEO」とは、「ユーザーの検索ニーズに基づいた有益なコンテンツを公開しアクセス増加を目指す施策」です。
良質なコンテンツを作ると、Googleをはじめとする検索エンジンから評価され、検索結果で上位を達成しやすくなるでしょう。
上位を達成すれば自然とユーザーにアクセスされやすくなるため、近年多くの企業はコンテンツSEOに力を入れています。
コンテンツSEOを担う会社は、クライアントの依頼を受けて以下のような作業を行います。
・SEOのノウハウを反映した記事コンテンツ作成
対策キーワードに沿いつつ、ユーザーの検索意図を見極めて良質な記事を作るのが、コンテンツSEOの主な業務です。

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コンテンツSEOをアウトソーシングする場合の費用相場は、以下のとおりです。
- 一括支払い 数千円~10万円
- 月額支払い 10〜100万円/月
作成してもらう記事コンテンツの数やボリュームにより、トータルコストは変わります。
記事数が多かったり、各記事の文字数が多かったりすれば、当然コストが大きくなります。
また、ライターの知名度や実績によっても費用は変動するでしょう。
有名ライターや実績豊富なライターに依頼すると、記事コンテンツ1本あたりの単価は上がります。
さらに、記事内容の専門性にも左右されます。
執筆に専門知識が必要でない場合は比較的低コストですみますが、法律や医療など専門性の高い分野の記事コンテンツを依頼するとなれば、1件あたりの単価は上がるでしょう。

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2-3.内部対策(テクニカルSEO)
SEO対策の3つ目のカテゴリーは、「内部対策(テクニカルSEO)」です。
「内部対策(テクニカルSEO)」とは、「サイト内の構造を最適化して、検索エンジンにしっかり分析・登録してもらえる状態にすること」を指します。
サイトで最も大切なのはユーザーに提供される情報ですが、サイト構造が適正であることも重要です。
適正でないと、検索結果での表示に支障が出る恐れがあります。
例えば、URLに問題があったり画像情報にもれがあったりすると、Webページの情報が検索エンジンに正しく伝わらないでしょう。
あるいは、サイトの階層構造が複雑であったりページ読み込み速度が極端に遅かったりすれば、高い評価を受けられないかもしれません。

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なお、記事コンテンツをサイト構造の一部と考えると、コンテンツSEOも内部対策の一環であるといえます。
ただし、ここで取り上げている内部対策(テクニカルSEO)はもっと技術的な要素です。
内部対策(テクニカルSEO)には、具体的に以下のような作業が含まれます。
- クローラビリティの向上(サイトマップ作成・URL正規化・パンくずリスト設置・内部リンクの整理など)
- インデックスの最適化(タイトルやディスクリプションの最適化・構造化データのマークアップ)
- ページ読み込み速度の向上
- ナビゲーションメニューの設置
- スマホサイトの最適化 など

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内部対策(テクニカルSEO)の費用相場は、以下のとおりです。
・一括支払い 10〜100万円
対策費用は、作業内容の多さによって変動します。
対策すべき箇所が多いほどコストは膨らむでしょう。
しかし、内部対策(テクニカルSEO)を適切に行うと、検索エンジンからしっかり分析・登録してもらえるため、検索順位アップを期待できます。
コンテンツSEOを含めた内部対策全般については、以下の記事で詳しく解説しています。
参照:「SEO内部対策とは!?具体的なチェックポイント15を徹底解説」
2-4.外部対策
SEO対策の別のカテゴリーは、「外部対策」です。
「外部対策」とは、「被リンクやサイテーションなど外部からのよい評価を獲得する対策」です。
※「被リンク」は、ほかのサイトから自サイトへ発せられたリンク
※「サイテーション」は、サイト名や企業名など自サイトに関連するワードに言及されること(リンクはなし)
検索エンジンにとって、被リンクをはじめとする外部評価は、サイトの価値を推し量る大切な指標です。
被リンクは、選挙における「票」のようなもので、被リンクを多く集めているサイトは高く評価されます(良質な被リンクの場合)。
外部対策をアウトソーシングすると、以下のような作業が行われます。
- クライアントサイトに対する被リンクの取得
- オウンドメディア(サテライトサイト)構築と運用代行
- 相互リンクの獲得代行
※「相互リンク」については、以下の記事を参照してください。
参照:「相互リンクはSEO効果あり!?獲得する5つの方法を解説」
良質な被リンクを多く集められれば、自サイトの検索順位アップを期待できます。
外部対策の費用相場は、以下のとおりです。
- 月額支払い 1~20万円/月
- 成果払い 1~数十万円

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- リンクプログラム
-
“PageRank や Google 検索結果でのサイトのランキングを操作することを目的としたリンクは、リンク プログラムの一部と見なされることがあり、Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)への違反となる場合があります。これには、自分のサイトへのリンクを操作する行為も、自分のサイトからのリンクを操作する行為も含まれます。
検索結果においてサイトのランキングに悪影響を与える可能性のあるリンク プログラムには、次のようなものがあります。
PageRank を転送するリンクの売買。これには次のものが含まれます。
・リンク自体やリンクを含む投稿に関して金銭をやり取りする(以下略)”
このように、検索順位を操作する目的で不自然なリンクを獲得することは禁じられています。
被リンクは、自然発生的に張られることで信用性が生まれるからです。

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自サイトとは関連がないサイトからの被リンクや、内容が薄っぺらい衛星サイトからの被リンクを購入する外部対策はおすすめしません。
手を出すとサイトパフォーマンスを下げることになるため、関わらないようにしましょう。
とはいえ、「SNSでサイト拡散しやすいサイト作りをする」「良質な相互リンクを獲得する」など、Googleのガイドラインに抵触しない方法で外部対策を行うことは可能です。
外部対策を手がけるサービスに依頼する場合は、Googleのポリシーに反しない内容か確認してからにしましょう。
なお、外部対策のメリットや詳しい対策方法については、以下の記事をご覧ください。
参照:「SEO外部対策とは?5つのメリットと5つの対策ポイントを伝授」
3.SEO対策費用の支払いは3タイプある
SEO対策費用の支払い方法は、主に以下の3つのタイプに分かれます。
- 一括(スポット)払いタイプ
- 月額払いタイプ
- 成果払いタイプ
それぞれの支払い方法に特徴があります。
各方法の詳細を見てみましょう。
3-1.一括(スポット)払いタイプ
「一括(スポット)払いタイプ」は、対策費用を一括で支払う方法です。
継続的な支払いではなく、必要なときにだけ仕事を依頼し、スポットで支払います。
このタイプの支払い方法は、コンテンツSEOや内部対策を依頼する場合に用いられるのが一般的です。
例えば、以下のようなケースがあります。
- 1記事5,000円の記事コンテンツを100記事依頼して、50万円の支払いをする
- 既存サイトのクローラビリティやインデックスの最適化を依頼する

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3-1-1.一括(スポット)払いタイプの事例
参照:「記事作成代行Pro」
一括(スポット)払いタイプの事例として、弊社の「記事作成代行Pro」をご紹介します。
弊社のサービスは、「SEO特化記事の作成代行」です。
SEOのノウハウとユーザーの検索ニーズを盛り込んだ記事コンテンツを作成し、お客さまサイトのコンテンツSEOを強化いたします。
弊社は、以下の5つのプランを提供しており、お客さまのニーズに合う方法で良質な記事を納品いたします。

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3-2.月額払いタイプ
「月額払いタイプ」は、毎月決まった費用を支払う方法です。
単発ではなく継続的な支払いになり、中長期的なSEO対策を行う場合に採用されます。
例えば、SEOコンサルティングやコンテンツSEO・外部対策などの依頼です。
具体例を見てみましょう。
- キーワードや競合の調査・アクセスログの分析などを継続して指南してもらう
- 毎月決まった金額で記事コンテンツを納品してもらう
- 良質な被リンクの獲得を継続的に依頼する

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3-2-1.月額払いタイプの事例
参照:「PLAN-B」
月額払いタイプの事例として、「PLAN-B」をご紹介します。
PLAN-Bは、4,000社を超えるマーケティング実績がある会社で、SEOコンサルティングサービスを提供しています。
SEOコンサルティングの費用は、以下のとおりです。
参照:「PLAN-B SEОコンサルティング」
既存サイトのパフォーマンスが低くて悩んでいる方は、PLAN-Bのようなコンサルティング会社から継続的なサポートを受けると改善を図れるでしょう。
3-3.成果払いタイプ
「成果払いタイプ」は、SEO対策の成果が出てはじめて費用を支払う方法です。
月額払いタイプとは異なり、効果があることを前提としての支払いであるため、無駄なコストが発生することはありません。
このタイプの支払い方法は、外部対策で採用されることが多いようです。
具体的には、以下のような依頼が該当します。
・対策キーワードが上位10位以内に入るようにしてもらい、達成したら支払う
成果払いタイプには注意点があります。
対策を行う会社は、成果を出さない限り報酬を受け取れません。
結果が出ないと利益にならないため、悪質な会社の場合は強引な手で「成果」を出そうとすることがあります。
例えば、先述の「リンクプログラム」を実践して、一時的に検索順位を押し上げようとするかもしれません。

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3-3-1.成果払いタイプの事例
参照:「CROSSWALK」
成果払いタイプの事例として「CROSSWALK」をご紹介します。
CROSSWALKは、内部対策と外部対策の両方を手がける会社です。
2,000社もの顧客数と7,000個の受注キーワード数など、豊富な実績をほこります。
気になるコストですが、キーワード5つで税込1万6,500円~依頼可能です。
対策内容は、メインキーワード1つとサブキーワード4つを指定し、内部・外部対策を経て上位化を依頼するもの。
低品質なリンクを売買するサービスではないため、安心して依頼できます。
支払いは、メインキーワードが上位化を達成してはじめて発生するため、確実に結果を出したい方に向いています。
4.まとめ
SEOの費用は、対策する内容やサイトの規模などにより変動します。
対策内容は、以下の4つのカテゴリーに大別できます。
- SEOコンサルティング
- コンテンツSEO
- 内部対策(テクニカルSEO)
- 外部対策
各対策内容をしっかり把握した上で、必要なサービスを依頼しましょう。
費用にどのような作業内容が含まれているのかを事前に対策会社に尋ね、自サイトに必要な対策をカバーしてもらえるか確認することが大事です。

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