コンテンツマーケティング外注の利点・注意点を解説!成功の鍵は?
- 公開日:2023.02.20
- 更新日:2024.05.27
- コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングを実施するうえで、自社ですべて対応する方法(内製)と、作業の一部を外部業者に任せる方法(外注)とがあります。
外注する場合、その道のプロが作業を担うことで効果が表れやすいほか、社内での作業負担を軽減できるなどの恩恵を受けられます。
その一方、品質のバラつきやコストの問題など注意点があるのも事実です。
この記事では、コンテンツマーケティングの外注に成功するポイントとして、以下の点を解説します。
- コンテンツマーケティングを外注する利点と注意点
- 外注費用の相場
- 外注と内製のどちらがおすすめか
- 外注先を選ぶときのチェックポイント
これから本格的にコンテンツマーケティングの体制を構築したい企業関係者の方は、ぜひご一読ください。
目次
1.コンテンツマーケティングとは
コンテンツマーケティングの外注に関する知識を学ぶ前に、まずはコンテンツマーケティングの概要をご紹介します。
コンテンツには、以下のようなものが含まれます。
■デジタル系コンテンツ
- オウンドメディアのブログ記事
- SNSに投稿するテキストや画像
- 動画サイトに投稿する動画 など
■アナログ系コンテンツ
- 雑誌
- カタログ
- セミナー
- イベント など
簡単にいえば、顧客に対して、企業に関するなにかしらの情報を伝えるものが「コンテンツ」です。
なおこの記事では、主にインターネットを利用するデジタル系コンテンツにフォーカスして解説します。
1-1.良質なコンテンツの力でユーザーを獲得すること
「コンテンツマーケティング」とは、クオリティの高いコンテンツで顧客を集め、購買や登録などのコンバージョンにつなげる手法です。
企業が自社の商品やサービスの魅力を伝えるには、機能やサービス内容・料金などを紹介するだけでは不十分です。
提供する商品やサービスに関連した「お役立ち情報」をユーザーに提供したり、顧客が楽しめる内容のコンテンツを配信したりするなど、ユーザー目線の情報提供をする必要があります。
魅力的なコンテンツを継続して配信するなら、顧客は企業や商品・サービスへの関心が高くなり、コンバージョンを起こしてくれる可能性が高まります。
1-2.コンテンツマーケティングを実施する2つの方法
コンテンツマーケティングを実施する際、取り組み方として以下の2パターンが挙げられます。
- 自社スタッフで作業する
- コンテンツマーケティングの業者に外注する
それぞれのパターンについて解説します。
1-2-1.自社スタッフで作業する
1つ目は、自社スタッフで作業するパターンです。
この方法は、社内の人材やノウハウ・データなどを活かしてコンテンツマーケティングを実施する方法です。
ブログ記事の作成や編集・サイト運用・SNSへの投稿など、社内のスタッフで知恵を出し合って施策を実施します。
コンテンツマーケティングのスキル・ノウハウがすでにある場合や、外注にまわす予算がない場合などに向いています。
1-2-2.コンテンツマーケティングの業者に外注する
2つ目は、コンテンツマーケティングの業者に外注するパターンです。
この方法は、外部業者に施策の一部ないしは大部分を依頼する方法です。
コンテンツマーケティングに関するスキルやノウハウがまったくない場合や、人手が足りない場合などに向いています。
2.コンテンツマーケティングを外注する利点
コンテンツマーケティングを外注するメリットには、以下のような点が挙げられます。
- 経験豊富なプロの作業で効果が上がりやすい
- 各種作業にともなう社内の負担を軽減できる
- 安定かつ一貫したマーケティングを展開しやすい
それぞれの利点について解説します。
2-1.経験豊富なプロの作業で効果が上がりやすい
コンテンツマーケティングを請け負う業者は、効果がある施策や実施方法について多くの知識や経験があります。
自社にノウハウやスキルをもった人材がいない場合、やみくもに施策を実施しても効果が得られません。
プロの力を借りることで、費用対効果の高いマーケティングを進められます。
2-2.各種作業にともなう社内の負担を軽減できる
コンテンツマーケティングにともなう作業を外注すると、社内の負担が軽減されます。
社外の人間でも担当できる作業を外注することで、社内の人間がほかのコア業務に時間やエネルギーを割けるからです。
コンテンツマーケティングでは幅広い作業が必要とされます。
2-3.安定かつ一貫したマーケティングを展開しやすい
コンテンツマーケティングのプロに外注すると、一貫した戦略のもと、安定的な施策を実施してくれます。
Web上でのコンテンツマーケティングを実施したことがない企業の場合、前述したさまざまな作業をまんべんなく行うのは簡単ではありません。
「ブログ記事は書けてもSNSとの連携がよくわからない」
「そもそも何をどのように進めていくべきか方向性が見えない」
このように、得意・不得意なジャンルが出てきたり、企画や戦略面でつまずいたりするかもしれません。
DemandSphere株式会社が実施した調査によると、「コンテンツマーケティングを進めるに当たり困っていること」のトップは「企画力/編集等のスキル/ノウハウ不足」でした。
出典:“コンテンツマーケティング調査レポート2016年版”, DemandSphere株式会社
3.コンテンツマーケティングを外注する注意点
コンテンツマーケティングを外注するメリットは大きいですが、いくつか注意点もあります。
代表的なポイントをご紹介します。
3-1.外注先の業者により品質にバラつきがある
コンテンツマーケティングを代行する外注業者は多く存在しますが、サービスのクオリティはピンキリです。
優良な業者もいれば、安いもののサービスクオリティがいまいちな業者もいます。
記事コンテンツの作成を例にすると、SEO対策が施され内容も専門的なコンテンツを作成する業者もいますが、表面的な文章ばかりのコンテンツを書く業者もいます。
一概にはいえませんが、安さ重視で業者を選定すると、期待する結果は得にくいでしょう。
品質を見分けるには、各業者の実績や得意ジャンルをチェックしましょう。
3-2.重要データを共有するか否かの判断をしなくてはならない
自社の重要なデータを共有するか、共有するならどこまでのデータを共有するか、慎重な判断をする必要もあります。
戦略を立てたり効果測定をしたりするには、以下のような企業データが必要になる可能性があります。
- GoogleアナリティクスやGoogle Search Consoleのアカウント
- PV数やコンバージョン数などのデータ
- 競合他社や業界に関する情報
- 自社の商品の売上
- 未発表の新製品やサービスに関する情報
これらの情報を業者に共有しないと、意図したコンテンツが作成できない場合があるため、情報開示は基本必須です。
とはいえ、信頼できない業者に情報を渡すのはリスキーです。
3-3.内製よりも費用がかかる可能性がある
外注すると、自社での作業(内製)よりもコストがかかります。
人件費やツール費用などを除けば、自社社員の作業は基本無料です。
しかし外部の業者に依頼すると、コンサルティング費用や作業費などもろもろかかります。
4.コンテンツマーケティング外注の費用
規模や外注する内容にもよりますが、コンテンツマーケティングのコストは「おおむね月額30~100万円」です。
APPMART株式会社が実施したアンケートでは、以下のように、月額費用としてこのボリュームを挙げた回答者が最も多い結果となりました。
- 30万円以上~50万円未満 14.8%
- 50万円以上~100万円未満 14.8%
- 10万円未満 11.8%
- 100万円以上~150万円未満 10.3%
出典:“2017年コンテンツマーケティングの実態”, APPMART 株式会社
記事コンテンツの作成やCMS構築・オウンドメディア分析・戦略設計など、依頼する内容が多ければ、その分コストもかさみます。
5.コンテンツマーケティングは外注&内製の並行がおすすめ
コンテンツマーケティングを進めるにあたりバランスがよいのは、外注と内製を並行して行うことです。
先述のとおり、ノウハウが豊富なプロの業者に外注することで、リソースの節約や効果のある施策の実施が可能です。
しかしコンテンツマーケティングは中長期的マーケティング手法であるため、将来を見据えて自社対応できる部分を拡大することが望まれます。
先程のDemandSphere株式会社の調査によれば、コンテンツマーケティングの企画・制作・運用体制として、「社内とアウトソース」を採用している企業がもっとも多いです。
- 社内とアウトソース 61%
- 社内(既存メンバー) 32%
- 社内(外部から採用) 6%
- アウトソース 1%
出典:“コンテンツマーケティング調査レポート2016年版”, DemandSphere株式会社
6.コンテンツマーケティングを外注するときのチェックポイント
コンテンツマーケティングの外注先を選ぶときは、以下のようなポイントを検討しましょう。
- どこまでの作業に対応してもらえるか
- 過去の実績や事例を参照できるか
- 費用がほかの業者と比較して高すぎ(低すぎ)ないか
- 担当者と柔軟に意思疎通ができそうか
各ポイントについて解説します。
6-1.どこまでの作業に対応してもらえるか
どのような作業を外注できるか確認しましょう。
記事作成だけなのか、SNS活用や戦略設計・サイト制作などもっと広い範囲までカバーしてもらえるのか、確認します。
前述した外注と内製の併用のことも加味して業者選定をしましょう。
自社でカバーできない点を得意としている業者や、内製化をサポートしてくれる業者などを選ぶと、少しずつ外注比率を下げていけます。
最低限の作業しかしない業者ではなく、ところどころ役立つ提案をしてくれる業者がベターです。
たとえば記事コンテンツ作成を依頼するとしても、単にキーワードに沿った記事を機械的に作成する業者ではなく、こちら側のコンテンツマーケティングの戦略・意向を汲んだ提案をしてくれるような業者だと信頼しやすいです。
6-2.過去の実績や事例を参照できるか
業者の過去における実績や事例を参照するのもポイントです。
このとき大事なのが、自社の課題(集客やブランディング・リードナーチャリングなど)と似たようなケースに対応したことがあるかの確認です。
同じような会社規模やニーズの事例をもつ企業の事例・実績があると、自社においても効果を出してもらいやすいでしょう。
6-3.費用がほかの業者と比較して高すぎ(低すぎ)ないか
費用が相場から大きくずれていないかどうかもチェックしてください。
同じような見積もり内容で複数の業者が提示するコストを比較しましょう。
多少の幅は許容すべきですが、何十万円も高い、あるいは安いようであれば要注意です。
高すぎる場合は、余計な作業やマージンが入り込んでいるかもしれません。
安すぎる場合は、クオリティの低い作業をされる恐れがあります。
6-4.担当者と柔軟に意思疎通ができそうか
見積もりや問い合わせをする際、業者側の担当者がヒアリングをする機会があるでしょう。
このとき、担当者と円滑なコミュニケーションが図れるか、しっかり観察しておくことが大事です。
コンテンツマーケティングは、継続性が求められるマーケティング手法です。
どこまでの作業を任せるかにもよりますが、担当者とは中長期の付き合いになる可能性があります。
そのため担当者が真摯にこちらの話を聞くか、どのような姿勢で戦略提案をしてくるかなど、信用性や印象を図ることは大事です。
7.ユーザーの心に響く記事作成なら「記事作成代行Pro」へ
コンテンツマーケティングの重要施策のひとつは、記事コンテンツの作成です。
企業のオウンドメディアで公開する有益な記事コンテンツは、ユーザーの興味・関心を引くと同時に、企業への印象をよくするうえでも有効です。
とくにSEO対策がなされた記事は検索エンジンからの集客効果も高いため、拡充することが望まれます。
SEO効果のある記事コンテンツの作成をお考えの場合は、ぜひ弊社の「記事作成代行Pro」へお声がけください。
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8.まとめ
コンテンツマーケティングは、プロの業者に外注すると高い効果を得やすいです。
自社にノウハウがない場合や、ほかの業務に追われて人的リソースがない場合は、とくにそういえます。
プロのサポートを得ることで、費用対効果の高い戦略や施策を進めていけます。
自社で対応する部分を確保しながらも、知見や経験が不足している項目は積極的に外注すると効率がよいです。
外注業者の選定ポイントを意識しつつ、信頼できる外注先を探してください。
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