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ロングテールキーワードとは?SEO上の4つのメリットを解説

ロングテールキーワードとは?SEО上の4つのメリットを解説

ロングテールキーワード」とは一般に、「3つ以上の単語を含む長いキーワード」を指します。
ある調査では、米国の検索ワードの9割以上を「検索ボリュームが0〜19」のワードが占め、そのうちの8割以上がロングテールキーワードでした。

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記事Pro
スタッフ
ロングテールキーワードはコンバージョン率改善につながります。SEO施策として必ず使う必要があります。

本記事は以下の方を対象に、ロングテールキーワードを解説しています。

  • ロングテールキーワードの意味やメリット・デメリットを知りたい方
  • ロングテールキーワードの使い方を知りたい方

1.SEOで重要なロングテールキーワードとは?

1.SEOで重要なロングテールキーワードとは?

ロングテールキーワード」とは、「検索ボリュームが比較的少ないキーワード」です。
※検索ボリューム…Googleなどの検索エンジンでキーワードが検索される回数

通常は以下の例のように、3単語以上で構成されるのが特徴です。

「部屋干し 時間 場所」
「腸 ヨーグルト 効果」
「副業 法律 問題ない」
「自作 パソコン 簡単」
「ダイエット 食事 制限」

ロングテールキーワードは、SEOで頻繁に使われるキーワードタイプのひとつです。
ほかのキーワードタイプには以下のものがあります。

  • ビッグキーワード
  • ミドルキーワード

それぞれのキーワードタイプの特徴を比較してみましょう。

1-1.検索ボリュームは「ビッグ>ミドル>ロングテール」

  • ビッグキーワード
  • ミドルキーワード
  • ロングテールキーワード

これらのキーワードタイプのうち、最も検索ボリュームが大きいのは「ビッグキーワード」です。
ビッグキーワードは1単語のみであることが多く、かなりの回数検索エンジンで検索されます。

ミドルキーワードは、ビッグキーワードに次ぐ検索ボリュームを持つキーワードです。
一般的に2単語ほどであることが多いです。

ビッグキーワード、ミドルキーワード、ロングテールキーワードの検索ボリュームを比べると、「ビッグ > ミドル > ロングテール」の順になります。
「ダイエット」をテーマに、これら3つのキーワードタイプの特徴を図で見てみましょう。

キーワードの表

青の棒グラフは、検索ボリュームの数を表しています。
ビッグキーワードの「ダイエット」は検索ボリュームが多いですが、「ダイエット 食事」「ダイエット 食事 糖質制限」と単語が増えるにつれ、検索ボリュームが少なくなっていきます。

九段さん
具体的にどれくらいの検索ボリュームがそれぞれあるんですか?

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記事Pro
スタッフ
一概にはいえませんが、おおまかには以下の検索ボリュームでわけます。

  • ビッグキーワード   10,000以上/月間
  • ミドルキーワード   1,000~10,000未満/月間
  • ロングテールキーワード   1,000未満/月間

なお、「3単語以上のキーワード=ロングテールキーワード」とは限りません。
3単語以上でも検索ボリュームが大きければ、ビッグないしミドルキーワードと呼べます。

逆に「1単語のキーワード=ビッグキーワード」とも限りません。
1単語のみでも検索ボリュームが非常に少なければ、ロングテールキーワードと呼ぶ方が適切でしょう。

「ロングテールキーワード」の「ロング」とは、「長い単語」という意味ではありません。
詳細は割愛しますが、検索ボリュームが少ないニッチなキーワードなら、それは「ロングテールキーワード」です。

1-1-1.ユーザーの検索行動はロングテールキーワードが中心

個々のロングテールキーワードの検索数は微々たるものです。
しかし総数で見てみると、ロングテールキーワードの検索がユーザーの検索行動の大部分を占めていることがわかります。

SEO分析ツール「Ahrefs」を提供する「Ahrefs社」が14億の検索キーワードを分析したデータによると、検索全体における単語数の割合は以下のとおりです。

(出典:“ロングテールSEOの真実:14億の検索キーワードを分析したレポートを公開”, Ahrefs日本オフィシャルブログ

データ図1

このデータでは1単語での検索は2.8%、2単語は10.8%、それ以外はすべて3単語以上でした。

さらに検索ボリュームをベースに分析すると、以下の結果になりました。

データ図2

検索ボリューム19未満のキーワードでの検索は全体の93.02%、49未満も合わせると96.54%になります。

このようにユーザーの検索行動全体を見たとき、ロングテールキーワードは中心的存在といえるでしょう。
個々の検索ボリューム数は少なくても、ロングテールキーワードを使ってSEOを行うのは理にかなっています。

1-2.コンバージョン率は「ロングテール>ミドル>ビッグ」

ビッグ・ミドル・ロングテールの3つのキーワードのうち、コンバージョン率が高めなのはロングテールキーワードです。
※コンバージョン率…Webページへのアクセスの中でコンバージョンに至った割合
※コンバージョン…資料請求や商品購入など、Webサイトの目標が達成されること

3つのキーワードにおけるコンバージョン率を比較すると、「ロングテール > ミドル > ビッグ」となります。
先ほどの検索ボリュームでの比較とあわせると、3つのキーワードタイプの特徴は以下のとおりです。

グラフデータ

つまりロングテールキーワードは、「検索ボリュームは少ないが、コンバージョン率は高いキーワード」といえます。
一方ビッグキーワードは、「検索ボリュームは多いが、コンバージョン率は少なめのキーワード」です。

九段さん
なぜロングテールキーワードは、コンバージョン率が高い傾向にあるんですか?

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記事Pro
スタッフ
詳しくは後述しますが、ロングテールキーワードは単語の数や内容からして具体性が高く、検索するユーザーは商品購入であれ資料請求であれ何らかのアクションを取ろうとして検索している可能性が高いからです。

九段さん
より具体的なキーワードを検索するユーザーほど、知りたいことが明確ということですね。

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記事Pro
スタッフ
そういうことです。例えるなら、「今度会おうね」より「来週会おうね」の方が具体的で、より会おうとする意志が強いですよね?「来週の〇曜日に会おう」だとさらに強い意志が感じられます。同じように具体性とコンバージョン率は比例するところがあるんです。もちろんこれはキーワードの内容によります。単に知識を知りたいだけの検索なら、コンバージョンは起きないこともあるでしょう。

2.ロングテールキーワードの4つのSEOメリット

ロングテールキーワードにはSEO上のさまざまなメリットがあります。

  • 競合が少ない傾向がある
  • コンバージョンに結びつく可能性が高い
  • 記事コンテンツの着想が得やすい
  • 音声クエリへの親和性が高い

各メリットの詳細を見てみましょう。

2-1.競合が少ない傾向がある

2-1.競合が少ない傾向がある

1つ目のメリットは「競合が少ない傾向がある」ことです。

検索ボリュームが大きいビッグキーワードは、競合性が高い傾向にあります。

検索ボリュームが大きいと、一気にアクセスが得られます。
そのため大手企業や有名サイトなど、存在感の強い競合はビッグキーワードを狙うでしょう。

一方ロングテールキーワードはビッグキーワードと比較すると検索ボリュームが少ない、つまりまとまったアクセスを一気に得ることは難しいため、競合が少なくなると考えられます。

総合的なSEO力が高くないサイトにとっても、ロングテールキーワード「市場」なら勝機があるといえるでしょう。

2-1-1.コンテンツのクオリティーが高くないと意味はない

2-1-1.コンテンツのクオリティーが高くないと意味はない

「ロングテールキーワードは競合が少なめ」と説明しましたが、競争がまったくないわけではありません。

「ロングテールキーワードは狙い目」と考えるサイト運営者は多いはずです。
実際このページのように、ロングテールキーワードについて解説するWebサイトが多いこと自体、ロングテールキーワードは多くの人に注目されている証拠です。

そのため競合が少なめだとしても、Webページのコンテンツが低品質であれば検索エンジンに上位表示してもらえないでしょう。

コンテンツに力を入れ、ユーザーに役立つ高品質な情報を提供することが必要です。
もちろんコンテンツ以外のSEOノウハウも駆使しなければなりません。

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記事Pro
スタッフ
さらにいえば、大企業や有名ブロガーでもロングテールキーワードのWebページを作成することがあります。そのため競合性の低さのみに頼るのではなく、やはりSEO全体のノウハウを向上させスキルを高めることは必須です。

2-2.コンバージョンに結びつく可能性が高い

2-2.コンバージョンに結びつく可能性が高い

2つ目のメリットは、「コンバージョンに結びつく可能性が高い」ことです。

先述のとおり、ロングテールキーワードをクエリにするユーザーは、明確な意図を持って情報を探していると考えられます。
※「クエリ」…ユーザーが検索時に入力する語句

具体例で考えましょう。
例えばあるユーザーが、「格安 航空券 沖縄 2月」と検索するとします。
このユーザーは、「2月の沖縄行きの安い航空券を見つけたい」という具体的なニーズを持っており、よい情報があれば航空券を買う可能性が高いでしょう。

「子供 オンライン 塾 おすすめ」というキーワードなら、「子供のためにおすすめのオンライン塾を利用したい」というユーザーの検索意図が見えます。
このユーザーも、よい塾が見つかればそのまま入会する可能性が高いといえるでしょう。

このように、具体性があるロングテールキーワードは、ユーザーがアクションを起こす可能性の高いキーワードなのです。

2-3.記事コンテンツの着想が得やすい

2-3.記事コンテンツの着想が得やすい

3つ目のメリットは「記事コンテンツの着想が得やすい」ことです。

キーワードに含まれる単語の数が多いと検索意図が具体的になるため、ユーザーが何を求めているかがわかりやすくなります。
例として、以下の2つのキーワードを比べてみてください。

「ダイエット」 → 関連する話題が多すぎる(食事・運動など)
「ダイエット 食事 糖質制限」 → 話題を絞れる(「糖質制限ダイエット」について知りたい)

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記事Pro
スタッフ
1つだけの単語だとユーザーが何を知りたいのかつかみきれません。この点、3単語以上になりやすいロングテールキーワードだと意図が見えてきます。意図が明確だと、書く側としてもコンテンツの内容のアイデアを組み立てやすくなります。そしてコンテンツの方向性がはっきりしている記事は、検索エンジンからの評価を受けやすくSEOに有利です。

2-4.音声クエリへの親和性が高い

2-4.音声クエリへの親和性が高い

4つ目のメリットは「音声クエリへの親和性が高い」ことです。

音声入力は入力作業が簡単なため、比較的長くて具体的なクエリになる傾向があります。

また音声だと、「肌荒れを改善する化粧水を教えて」「減量におすすめの有酸素運動を知りたい」など会話調になる傾向もあるため、いずれにしても1つの単語での検索にはなりにくいのです。

ロングテールキーワードはこの点、いくつもの単語が連なる具体的なキーワードであるため「音声クエリ向き」といえます。

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記事Pro
スタッフ
料理しながら、運転しながらの「ながら検索」をする場合に、音声入力は非常に便利なため、今後も音声入力を利用するユーザーは増える可能性が高いでしょう。その意味でもロングテールキーワードの使用に慣れておくことは、SEOに有効です。

3.ロングテールキーワードの3つのSEOデメリット

ロングテールキーワードにはSEO上デメリットもあります。
例えば以下の3つのデメリットが挙げられます。

  • ビッグキーワードやミドルキーワードに弱い
  • 重複コンテンツを生む可能性がある
  • 流入数が少ない場合がある

各デメリットの詳細を見てみましょう。

3-1.ビッグキーワードやミドルキーワードに弱い

3-1.ビッグキーワードやミドルキーワードに弱い

1つ目のデメリットは、「ビッグキーワードやミドルキーワードに弱い」ことです。

ユーザーがビッグキーワードやミドルキーワードで検索をかけた場合、上位表示されにくい傾向があります。

先述のとおり検索ボリュームが大きいビッグキーワードないしはミドルキーワードは、関連情報が多く存在します。
その中にあって、特定の話題に絞ったロングテールキーワードのページが上位表示される可能性は高くはないでしょう。

ロングテールキーワードはSEOにおいて狙い目ではありますが、キーワードしだいでは弱点も出てしまいます。

3-2.重複コンテンツを生む可能性がある

3-2.重複コンテンツを生む可能性がある

2つ目のデメリットは、「重複コンテンツを生む可能性がある」ことです。

キーワードに含まれる単語が多くなると、類似ワードに気づかず同一のサイトに同じようなコンテンツを作ってしまう恐れがあります。
例えば「テレワーク 副業 種類」と「在宅ワーク 副業 種類」ではニュアンスが似通っているため、これらのキーワードをもとに別々のコンテンツを作ると、最終的に内容が非常に似てしまうでしょう。

重複コンテンツを作っても全くユーザーの益にならないため、Googleは基本的に重複コンテンツを好みません。
ペナルティはないにしても、少なくとも同じサイトの複数の似たページを検索結果に表示してくれる可能性は低く、SEOに不利です。

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記事Pro
スタッフ
重複コンテンツの作成を防ぐには、ロングテールキーワードの管理をしっかり行い、既存コンテンツと重複する可能性があるキーワードは使わないように注意しましょう。

3-3.流入数が少ない場合がある

3-3.流入数が少ない場合がある

3つ目のデメリットは、「流入数が少ない場合がある」ことです。

先述のとおり、ロングテールキーワードは検索ボリュームが少ないため、流入数はあまり期待できません。
ビッグキーワードやミドルキーワードと比べると、どうしても「個々のページの力」に限界があります。

そのため、さまざまなロングテールキーワードを使って良質なコンテンツを増やし、アクセス数を少しずつ増やしていく地道な努力が必要になります。

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記事Pro
スタッフ
ロングテールキーワードは中長期的な視野で行うSEOと考えましょう。

3-3-1.類似クエリを含めると流入数が増えるかも

3-3-1.類似クエリを含めると流入数が増えるかも

通常、1つのロングテールキーワードでは流入数をさほど見込めません。
しかし対策するロングテールキーワードに類似するクエリからの流入を見込める可能性はあります。

例えばあるページのキーワードが、「副業 おすすめ 主婦」だとしましょう。
そのページの質がよければ、ユーザーが「副業 おすすめ 主婦」と検索した場合に上位表示されます。
しかし「副業 在宅 主婦」など意味の似ている別のクエリでユーザーが検索した場合も、そのページが検索結果に表示される可能性があるのです。

九段さん
キーワードがそのままクエリとして使われなくても、上位表示のチャンスがあるんですね。

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記事Pro
スタッフ
ユーザーは十人十色です。同じ検索意図を持っていても、クエリに使う言葉は微妙に異なる可能性が十分あります。検索エンジンはそれを踏まえ、検索意図が同じであれば、それに対して豊富な情報を持つページを表示します。「異なるクエリに対して同じページが表示されることがある」ということですね。

あるロングテールキーワード自体の検索ボリュームが少なくても、関連するクエリからの流入も見込めれば、流入総数は自然と大きくなります。

4.ロングテールキーワードの探し方と執筆までの流れ

ここからは、ロングテールキーワードの探し方と執筆までの流れを解説します。

基本的な流れは以下のとおりです。

  • 「幹」となるメインキーワード選びが大事
  • 「枝葉」となるロングテールキーワードを選ぶ
  • キーワードのグルーピング
  • 検索意図の徹底考察
  • 検索意図に沿ったライティング

ひとつずつポイントを見ていきましょう。

4-1.「幹」となるメインキーワード選びが大事

4-1.「幹」となるメインキーワード選びが大事

最初のステップは「メインキーワードを選ぶ」ことです。
「メインキーワード」とは、サイトのテーマを方向づけるキーワードを意味します。

例えばSEOに関する情報を扱うサイトなら、「SEO」がメインキーワードになるでしょう。
結婚式に関する情報を取り上げるサイトなら、「結婚式」や「ウェディング」などがメインキーワードといえます。

サイトを木に例えると、メインキーワードは木の幹です。
サイトの中心テーマであり、サイト内のどの記事コンテンツもメインキーワードと関連がなければなりません。

九段さん
メインキーワードはどのように決めればいいですか?

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記事Pro
スタッフ
発信したい情報により自由に選べます。ただ企業サイトであれば、当然自社の商品やサービスをPRするためにサイト運営をしたいはずですから、「自社の商品やサービスに関連したキーワード」になるでしょう。アフィリエイターであれば「紹介する商材に関連したキーワード」です。それぞれ具体例を挙げましょう。

  • 化粧品販売会社のサイト:「肌荒れ」「美白」「アンチエイジング」
  • 資格学習のサイト:「資格」「転職」「スキルアップ」
  • ダイエットサプリを紹介するアフィリエイトサイト:「ダイエット」「肥満」
  • 洗剤を紹介するアフィリエイトサイト:「クリーニング」「衛生」

メインキーワードには、検索ボリュームが大きいビッグキーワードを選びましょう。
検索ボリュームが大きければ、メインキーワードをもとにさまざまな記事コンテンツを量産しても、それなりのアクセスを期待できるからです。

4-2.「枝葉」となるロングテールキーワードを選ぶ

4-2.「枝葉」となるロングテールキーワードを選ぶ

次のステップは、「メインキーワードをもとにロングテールキーワードを選ぶ」ことです。

このステップでは、前のステップで選んだメインキーワードに追加する単語を選びます。
メインキーワードに関係が深く、かつテーマをより具体化する語句を探します。

具体例を見てみましょう。(太字は追加した単語)

・化粧品販売会社のサイト:
「肌荒れ 乾燥 対策
「美白 50代 コツ
「アンチエイジング 方法 化粧品

・資格学習のサイト:
「資格 おすすめ 年収
「転職 簡単 方法
「スキルアップ パソコン 短期間

・ダイエットサプリを紹介するアフィリエイトサイト:
「ダイエット 最速 おすすめ
「肥満 仕組み 防ぐ

・洗剤を紹介するアフィリエイトサイト:
「クリーニング 基本 やり方
「衛生 水廻り 注意点

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記事Pro
スタッフ
このように、メインキーワードのテーマがより具体的になるよう単語を追加すると、ロングテールキーワードを作れます。なお、この記事ではロングテールキーワードにフォーカスしていますが、同じやり方でミドルキーワードも作れます。ロングテールキーワードになるかミドルキーワードになるかは検索ボリュームしだいです。

4-2-1.キーワードツールを使うとスムーズ

九段さん
ロングテールキーワードの作り方はわかりましたが、追加する単語を自分で考えるのは大変そうですね…。キーワードの候補を探すのに役立つツールはありますか?

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スタッフ
Googleキーワードプランナー」がおすすめです。このSEOツールはGoogle公式の無料ツールで、キーワード候補や検索ボリュームを見つけられます。詳細は割愛しますが、「新しいキーワードを見つける」という項目の検索画面でメインキーワードを検索すると、関連性の高い単語を抽出してくれます。

ほかにも便利なツールやサービスがあります。

簡単に利用できるのは、Googleの検索結果ページ下部に表示される「他のキーワード」です。
メインキーワードをGoogleで検索すると、画像のようにそのキーワードに関連する単語を表示してくれます。

関連記事:「SEO対策にキーワードプランナー!3つの使い方と便利な活用法

その他のキーワード例

※「肥満」と検索した場合

ラッコキーワード」も優れたツールです。
メインキーワードを検索にかけると、GoogleやBing・YouTube・Amazonなどさまざまなサイトから関連語句を抽出してくれます。
画像のように、検索したキーワードの派生語とその関連する語句を表示したり、関連語句を「五十音順」に並べたりすることもできるため、利便性が高いです。

肥満のサジェストキーワード例など

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スタッフ
自分自身でメインキーワードに追加する単語を考えてもよいですが、アイデアに限界を感じたらこれらのツールを使うようおすすめします。

4-3.キーワードのグルーピング

4-3.キーワードのグルーピング

続いて「キーワードのグルーピング」を行います。

先述のように、ロングテールキーワードの候補をたくさんリストアップすると、ニュアンスが似通ったキーワードが出てきます。
似ているのに別々の記事コンテンツを作ってしまうと、重複コンテンツが生まれる恐れがあるでしょう。

それを防ぐためには、キーワードの事前のグルーピングが必要です。
リストアップされたキーワード候補を見比べて、似たニュアンスのワードを一緒のグループにしておきましょう。

同じグループにあるキーワードで、1つのページを作成します。
グループ内のキーワードのうち「代表」となるキーワードを決め、それをもとにコンテンツを作ります。
ほかのキーワードは、コンテンツ内で随時使用することができるでしょう。

九段さん
ニュアンスが同じかどうか確認する方法はありますか?

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それぞれのキーワードを実際に検索にかけてみるとよいです。それぞれのキーワードで上位表示されるWebページを比較し、同じページがランクインしているようなら、それらのキーワードのニュアンスは同一と考えられます。

4-4.検索意図の徹底考察

4-4.検索意図の徹底考察

キーワードのグルーピングが終わったら、「キーワードの検索意図を徹底的に考え」ます。

そのキーワードや類似するフレーズをクエリにするユーザーの検索意図をよく考えてみてください。
このステップは一番大事です。

Webページはユーザーの益を考えて作るべきであり、そのためには「ユーザーの検索意図」を把握し、ユーザーが知りたい情報を的確に提供しなければならないからです。
検索エンジンの代表格であるGoogleは、はっきり以下のようにコメントしています。

“ウェブサイトは利用者の便宜のために構築するべきであり、すべての最適化はユーザーエクスペリエンス向上のための調整である必要があります。”

出典:“検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド”, Google 検索セントラル

ユーザーがどのような情報をほしがっているかを考え、「コンテンツに入れたら役立つ」と思える情報をまとめましょう。
必要と思える情報が出揃ったら、見出しで情報を整理して構成案を作ります。

4-5.検索意図に沿ったライティング

4-5.検索意図に沿ったライティング

構成案ができたら、「検索意図に沿ったライティング」を行います。
すでに構成案にユーザーが知りたい情報がまとまっていますので、見出しの内容に従って詳細を書いていきます。

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スタッフ
ライティングするときは以下の点も意識しましょう。

  • 結論を先に書く(各見出しの答えを早めに書く)
  • 小学生でもわかるようなシンプルな文章にする
  • 専門用語はできるだけ使わない(使う場合は解説を入れる)
  • 一文一文を長くしない
  • 画像や図を使って見やすくする
  • 複数のフレーズを並べるときは箇条書きにする
  • 赤字や太字など装飾を入れて重要な点を強調する

これらの要素を意識して執筆すると、読みやすい文章になります。

タイトルやディスクリプション・導入文など本文以外の箇所を書くときも、検索意図を意識しましょう。

検索結果に表示されるタイトルとディスクリプションには、キーワードを入れるとともに、ユーザーが知りたい情報をまとめたフレーズを入れます。

導入文にもキーワードを入れ、「○○(検索意図に関する情報)について知りたくありませんか?」「○○の悩みをもっていませんか?」など、ユーザーがその先を読みたいと思えるものにします。

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検索意図の見極めから執筆に至るまで、SEOライティング全般についてより詳しくは、以下の記事もご覧ください。

関連記事:「SEOライティングとは?読まれる文章を書く15のコツをご紹介

5.SEOに強いキーワード選定&記事作成は「記事作成代行Pro」へ

記事作成代行proのトップ画像

ロングテールキーワードを含め、キーワードの選定はSEOにおける重要な要素です。
またキーワード選定後の執筆作業をどれくらい高いクオリティーで行えるかも、検索順位を左右します。

SEOの世界にはたくさんの競合が存在するため、これらの要素をはじめ、日々SEOノウハウを学びスキルアップしていかなければなりません。

もし現在SEOに特化した良質な記事コンテンツを作るノウハウ・人材が不足しているなら、ぜひ一度、弊社の「記事作成代行Pro」へご相談ください。

弊社は心理学を応用しつつ、ユーザーの検索意図を的確にとらえたコンテンツ作りに力を入れております。
「ユーザーの心に響く」記事を作成する上で豊富な実績があり、これまでに多くのキーワードで検索順位を上げてきました。

弊社のサービスには5つのプランがあり、ご予算やニーズに応じて選んでいただけます。

新しい記事Pro料金プラン表全体

※ロングテールキーワードなどキーワード選定を含む作業は、「シルバープラン」「ゴールドプラン」「プラチナプラン」にて承っております

弊社ではSEOの研修を受けた専任ライターがアサインされ、校閲者・校正者・ディレクターを含めて4名のチームでコンテンツ作成を行います。
さらに文字単価(4.5~9.5円)は、SEO特化型の記事作成代行サービスの相場(7~10円)より低コスト。

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「安いけど低品質」や「高品質だけど高コスト」なサービスではなく、コストとコンテンツの質両方を重視したバランスのよいサービスを心がけております。現在運営しているサイトや今後立ち上げるサイトのコンテンツでSEOを強化したい方は、ぜひ弊社公式サイトをご覧ください。

6.まとめ

ロングテールキーワードとは、検索ボリュームが少ないキーワードです。
そのメリットには以下のような点が挙げられます。

  • 競合が少ない傾向がある
  • コンバージョンに結びつきやすい
  • 記事コンテンツのアイデアを得やすい
  • 音声クエリに向いている

デメリットもありますが、ユーザーの多くはロングテールキーワードを使って検索するため、SEO上しっかり覚えておきたい要素です。

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スタッフ
ビッグキーワードのように競合性が高いキーワードでは、大手企業や有名サイトなどに勝つのは難しいでしょう。しかしロングテールキーワードは、ドメインパワーがそれほど高くないサイトであっても競争力を持ちやすいため、ロングテールキーワードは狙い目といえます。

ご紹介した「ロングテールキーワードの選び方と執筆までの流れ」を参考にしつつ、新規記事の執筆に取り組んでみてください。
また必要に応じてSEOのプロにキーワード選定やライティング作業を依頼するのも、よい方法です。